希望の糸 東野圭吾 ★★★
東野圭吾の「家族」の物語。
「あたしは誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」
小さな喫茶店を営む女性が殺された。
加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。
彼女の不可解な行動を調べると、ある少女の存在が浮上する。
一方、金沢で一人の男性が息を引き取ろうとしていた。
彼の遺言書には意外な人物の名前があった。
彼女や彼が追い求めた希望とは何だったのか。
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * … *
加賀恭一郎シリーズ
と言っても今回加賀恭一郎は脇役です
脇役とはいえ阿部寛の顔が浮かぶ!
そしてやっぱりかっこいいですね
物語の最初からかなり重い内容です
ここが辛くて読むのをやめてしまう人もいるんじゃないかな
十数年の時が経ち、とある喫茶店の店主が殺されるという事件が起こります
一見、顔見知りの突発的なありがちな殺人だと思われるのですが、、、
家族のつながりや不倫、中絶、同性愛、不妊、医療ミスなど様々な問題が詰め込まれています
人間って勝手だなぁ...
私としては行伸が覚悟を決めていれば誰も苦しまずこんな事件は起きなかったじゃないかと思ってしまいます
家族の愛でまとめられていますが気持ち的にはイヤミスかも...
こんな風に言われたら私も何するか分からないよなぁ
犯人が可哀想...
東野圭吾さんは不幸を書くのが上手いので読んでいてたまに辛くなっちゃいます
今は色々な家族の形がありますよね
どんな形でも、どれだけ離れていても家族の糸は繋がっているのかも知れないなぁと思わされました
ぜひ読んでみてくださいね!
映画化もされているようなので気になる方はそちらもぜひ!
他、東野圭吾さんの作品はこちら
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