我々は、みな孤独である

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我々は、みな孤独である

貴志祐介 ★

 

探偵・茶畑徹朗の元にもたらされた、「前世で自分を殺した犯人を捜してほしい」という不可思議な依頼。

前世など存在しないと考える茶畑と助手の毬子だったが、調査を進めるにつれ、次第に自分たちの前世が鮮明な記憶として蘇るようになる。

果たして犯人の正体を暴くことはできるのか? 誰もが抱える人生の孤独――死よりも恐ろしいものは何ですか。

鬼才がいま描く、死生観とは。著者7年ぶり熱望の傑作長篇。

 

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貴志祐介さんの7年ぶりの長篇です!

鍵のかかった部屋シリーズとか、悪の教典とか大好きなんですよね〜

 

さて、ミステリーだと思って読み始めたのですが、どうも違ったみたいです笑

 

前世、意識、生死感...

そういった捉えどころのないものがテーマでした

 

正直、前世の記憶が脈絡なく出て来たり、それを一つずつ調べたり、テレパシーを使える(?)人が出て来たり、唐突に超暴力描写があったりと、私は何を読んでいるんだ...?

と思ってしまいました

 

でも人って、自分以外の全ての人にも意識があり何かを考えていて人生がある、と考えて怖くなったりしますよね

 

最後はウィルアム・マッカスキルの「見えない未来を変えるいま」の書き出しを思い出しました!

 

もし、本当にこんな風に輪廻転生が繰り返されているとしたらそれは死の恐怖を乗り越える救いになるのでしょうか

私なら無限に生き続け死に続ける恐怖の方が勝ってしまいそうです

 

期待していたようなミステリーやホラーではありませんでしたが、独特の世界観が楽しめました

内容から貴志祐介さんも歳を取られたのかな...と思ったり

よければ読んでみてくださいね!

 

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他、貴志祐介さんの作品の紹介記事↓

book-lily.hatenablog.com