名探偵のはらわた
名探偵のはらわた
白井智之 ★★★
稀代の毒殺魔も、三十人殺しも。名探偵vs.歴史的殺人犯の宴、開幕。推理の果ては、生か死か――。悪夢が甦る――。日本犯罪史に残る最凶殺人鬼たちが、また殺戮を繰り返し始めたら。新たな悲劇を止められるのはそう、名探偵だけ! 善悪を超越した推理の力を武器に、「七人の鬼」の正体を暴き、世界から滅ぼすべし! 美しい奇想と端正な論理そして破格の感動。覚醒した鬼才が贈る、豪華絢爛な三重奏。このカタルシスは癖になる!
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はらわた...電車で読みづらいタイトルですね〜
読むけど!
本の最初にいきなり日本で実際に起きた凶悪殺人事件の一覧が並びびっくりします(名前はちょっと変えてあるけど)
なんだなんだ??この一覧はなんなんだ?
と思いながら読み始め〜
田舎の村で起きたおどろおどろしい殺人事件は早々に終わり、白井智之さんあるあるのトンデモ展開に!!
この本を楽しめるかはこのトンデモを受け入れられるかにかかってます
受け入れてください!登場人物のように!
コミカルな会話とテンポの良さで何人死んでも話が重くならずに読めます
ただこちらも白井さんあるあるで多重解決モノなので読むのにすごい頭を使う〜〜
なるほど!と理解したところでひっくり返され続けます
だけどそれが面白い!
読み始めて早々に「なるほど!はらわたってそういうことか!」と安心して
中盤で「はらわた!?!?」ってドン引きして
最後で「はらわただねぇ」ってにっこりしました
白井さんの割にはグロは少なめです
それアリ!?って思うとこはあるけど、そもそも設定がぶっ飛んでるから突っ込んでも仕方ないですよね
びっくり展開でも力技で物語に引っ張りこんで来る本です!
よければ読んでみてくださいね
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